城跡&古戦場ウォーカー・サイガ氏の、日本の城や歴史上の戦闘を地形から解説する講座。今年は大河ドラマに合わせて、ドラマで描かれる時代をメインにお送りする予定です。

次回の講座

5月27日(土) 17:00~(店内開催)

合戦・古戦場を詳細に考察しよう 第三回

「織田・徳川の対武田戦争~戦国時代の土木技術を考える」

武田信玄による「三方ヶ原合戦」(1572)と、武田勝頼による「長篠合戦」(1575)。
この二つの大戦は徳川家康の領地である三河・遠江の国境周辺で起きており、最前線に立つ在地衆や地理地形の戦略的背景をほぼ同じくしています。
山岳進軍と土木工事を得意とした「最強軍団」武田軍。対する織田信長は自軍の「弱点」を理解した戦いを実行。それが戦場での「陣地構築」だったのです。
今回の講座では戦国時代が「傭兵産業社会」であった事を背景に、武田軍と織田軍の土木技術力を読み解いて二つの大戦を考察します。

店内で開催いたします。どなたでもご参加いただけます。
ご予約不要です。当日開始時間までに、「散歩かふぇ ちゃらぽこ」においでください。

※ オンラインでの開催予定はありません。

城跡・古戦場講座「合戦・古戦場を詳細に考察しよう」

戦国時代、乱世が何十年と続いた中で、名の知られる武士のみならず下層にいたる一人一人の人間が、戦いの経験による情報、共通認識「戦闘セオリー」を持っていました。それらの情報は、文章記録には残っていませんが、現地をじっくりと歩くことで見えてくるものがあります。

これら名もなき人々が戦った現場を20年間詳細に歩いてきた講師・城跡&古戦場ウォーカーのサイガさんが、戦国時代の有名な合戦地の地形情報、街道の位置を土台にして、古今東西の戦いの情報や「戦闘セオリー」を解説します!

「三方ヶ原合戦」で武田軍が下った祝田坂。家康は武田軍が坂を下っている情報を信じて突撃を行う

また、関連する散歩会も企画中。散歩会のみでも講座のみでもご参加いただけますが、合わせてご参加いただくと、いっそう理解が深まります!

歴史に詳しくない方にもお楽しみいただける本講座。聞けば各地を旅する時も、またドラマを見る上でも楽しみが増すこと請け合い!
堅い勉強会ではなく、コーヒーやお酒を飲みながらの気楽な講座です。専門知識は必要ありませんので、お気軽にご参加ください!

扉画像:浜松駅前の高層ビルから見る三方ヶ原台地。浜松城を発した徳川軍は武田軍に向かって北進する
画像提供:新津竜一(サイガ)氏

開催について

開催日時:不定期(当サイトやTwitterなどで都度お知らせいたします)
※ 状況により、開催日時の変更や室内講座の中止(オンラインのみにて別日に開催)となることがございます。

参加費:1,500円(ワンドリンク付き。追加のご注文も別途承ります)

ご予約は必要ありません。時間までに「散歩かふぇ ちゃらぽこ」においでください。

シリーズで開催していますが、ご都合の良い回のみでもご参加いただけます。

講師:新津竜一(サイガ)氏

幼少に土方歳三にあこがれ青年期は織田信長の歴史書・小説を乱読した結果、大人になって古戦場を歩きはじめる。

現在は「地形」や「街道」のありようから古戦場を歩く「古戦場ウォーカー」または「地形メグリスト」。城郭の「縄張図」を描く外郭大好き人間。

小学館「歴史の道」に城郭写真提供、学研ムック本や雑誌「歴史発見」等でお城に関する記事を執筆する他、ハンドルネーム「サイガ」でネットに独自の「戦争論」「城郭論」を発信中。

ホームページ「サイガの古戦場踏査記録」

これまでの講座

2015年 城跡講座「お城と古戦場の見方、歩き方」
    「太田道灌講座」

2016年 地形から見る歴史と古戦場「『幕末維新戦争~何が戦闘の勝敗を決めたのか」

2017年 地形から見る歴史と古戦場「街道と築城~合戦の背景にあるもの」

2018年 地形から見る歴史と古戦場「幕末維新戦争~近代日本への煽動」

2019年 地形から見る歴史と古戦場「明治―昭和・日本近現代史の対外戦争と近代戦闘」
     地形から見る歴史と古戦場「河川と海地形の歴史と城」

2020年 地形から見る歴史と古戦場「明智光秀の時代の社会背景と戦争」

2021年 城跡・古戦場講座「渋沢栄一の時代の社会背景~幕末・維新~明治の戦争を支えたテクノロジー」

2022年 城跡・古戦場講座「鎌倉時代の戦闘と宗教」

2023年 合戦・古戦場を詳細に考察しよう 第一回「桶狭間合戦」
     合戦・古戦場を詳細に考察しよう 第二回「姉川合戦」