昼に咲く薄ピンク色の花。いろんなモノに巻き付きます!

ヒルガオ科ヒルガオ属の、初夏の野草。

小学生の頃に種まきして育てた「アサガオ」にそっくりの形ですね! アサガオも、同じヒルガオ科の仲間なのですが、こちらヒルガオさんは朝咲いて日中咲き続け、夕方にしぼみます。なのでその名もヒルガオ。

依然として観賞用であり続けるアサガオさんと違い、こちらはすっかり野生化していますが、でもアサガオと同じくろうと形の可愛い花をつけます。違いは、観賞用として面白い変わり種があるかどうかくらいではないかな??

アサガオと同じく、蔓を巻きます。いろんなモノに巻き付きます。柵や柱はモチロンですが、ほかの木や草の茎に、その木や草の花みたいな顔をして巻き付いてます。街路の植え込みの低木の中から、当たり前のように顔を出しちゃったりしてね! このちゃっかりさん、嫌いになれません!

葉っぱは上のほうが突っ張った三角形ですが、この上のほうに浅い切れ込みがあるのが仲間の「コヒルガオ」。ヒルガオと同じくらいかそれ以上に、まち中でよく見かけます。
コヒルガオのほうが、ヒルガオに比べてちょっと小さく、色も淡くて白に近いことが多いようです。
ただし交雑種もあって、どっちか迷うこともしばしばです。

ヒルガオ
分類ヒルガオ科 ヒルガオ属
花の時期5~8月ごろ
分布と生息地北海道~九州 / 道端、空き地、草地、公園、野原、土手、河川敷
花の色・大きさ薄いピンク色 / 4~5cm程度
花の形・特徴・アサガオに似たろうと形の花
・花は朝咲いて、日中咲き続け夕方にしぼむ
茎や葉の特徴・つる性で、柱や柵、ほかの草木に巻き付きながら伸びる
・葉は上のほうが突っ張った細い三角形
・コヒルガオは、上のほうの突っ張った部分が浅く2つに裂ける
その他の特徴・街路樹の低木に巻き付いて紛れていることも

ヒルガオと似ている野草

コヒルガオ