城跡&古戦場ウォーカー・サイガ氏ガイドによる散歩会、秋の散策シーズンは、武蔵野の堅城「鉢形城」を歩く城跡探索です。

鉢形城は、埼玉県寄居町、荒川と深沢川が合流する場所にある断崖上の堅城。
関東で三十年近く戦われた「享徳の乱」(享徳3年・1454年~文明14年・1483年)の中で、文明8年(1476年)に山ノ内上杉家家臣の長尾景春が反乱を起こし、この鉢形城を拠点としたことが城の歴史の始まりとされていますが、それ以前から武蔵守護代の居所として利用されていました。

城の中心部分の一番外側の二の曲輪の大堀切を挟んだ場所に築かれた馬出。 細い土橋により二の曲輪と接続。この城が河川交通の要衝だったことが推測できる

反乱を起こした長尾景春を太田道灌が攻めますが、その戦いの様子は「(兵が)両岐に相分かれ、其の一は退きて、険しき武(武蔵野)の鉢塁(鉢形城)に憑る。」「東兵※の鼓兵の声、衰え鉢塁も潰いゆ。」と書かれています。
(万里集九(ばんり しゅうく)『楽勝軒銘詩并(ナラビニ)序』)
※まだ江戸湾に流れていた利根川の東側の古河公方 千葉氏 宇都宮氏 結城氏 小田氏の事。

本格的な築城は、後の「享禄の乱」(享禄2年・1529年~享禄4年・1531年)の時で、1529年の「松陰私語」には、山ノ内上杉軍が川越の扇ガ谷上杉軍の備えとして「家中ごとに陣所を定め、切岸を造り、地の利を生かした防御施設を造る」(意訳)とあります。

その後、1546年(天文15年)後北条氏三代の北条氏康が所謂「河越夜戦」に勝利すると、後北条氏の武蔵国における覇権が確立。1564年(永禄7年)に北条氏邦が鉢形城へ入城し、武田軍と同盟や敵対する中で大規模な城郭へと拡張していきました。

城跡は、現在は公園として整備されているため厳しい山歩きはありません。城の遺構がはっきり残っているので、初めての方にも「城跡の見方、歩き方」を分かりやすくご案内します。

歴史に詳しくない方、城跡をめぐってみたいけれど、見どころがよく分からないという方も、お気軽にご参加ください!

三の曲輪に「石積み土塁」や「四脚門(写真)」、池や家屋が復元されている。 この曲輪は「迎賓館」的な役割があったと考えられる

扉写真:三の曲輪の復元された「石積み土塁」と池。
写真提供:新津竜一氏

城は 笹曲輪、本曲輪(本丸)、御殿曲輪、二の曲輪(秩父曲輪)。 深沢川を挟んで外曲輪。周囲に、三の曲輪、逸見曲輪、大光寺曲輪と曲輪が連なる連郭式の構造

1932年(昭和7年)に「鉢形城跡」として国の史跡に指定。外曲輪の一角には ガイダンス施設である「鉢形城歴史館」が造られジオラマや復元門が展示されている

 

 

城跡・古戦場探索 「『武蔵野』の堅城・鉢形城を歩く 」

開催日 2018年10月20日(土)
集合 12:00 寄居駅 改札外
解散 16:00ごろ 寄居駅周辺

※ ウォーク・イベントのため、終了時間が前後することがあります。ご了承ください。

参加費 2,000円
ガイド・資料代、保険料込み。途中の飲食費、交通費等は別途ご用意ください。
持ち物 軽食・飲み物 天気予報をご確認のうえ、雨具・上着等、状況に応じてご用意ください。

※ 寄居駅周辺には飲食店が少ないため、途中13時ごろに、鉢形城跡で少し長めの休憩を取ります。必要に応じて、軽食などお持ちください。

ガイド 新津竜一(サイガ) ガイド紹介
コース 寄居駅 ⇒ 鉢形城跡 ⇒ ガイダンス施設・鉢形城歴史館 ⇒ 寄居駅

散歩会ご参加お申し込みはこちら
開催前日まで受け付けております。

<ご注意>

  • 下記「お問い合わせ・お申し込み」リンク先のフォーム、またはお電話、メール等で必ず事前にお申込みください。
  • 参加費には、レジャー保険料、ガイド・資料代が含まれます。
  • 今回のコースに昼食は含まれません。集合場所の寄居駅周辺にも飲食店はあまりありませんので、途中13時ごろに鉢形城跡で少し長めの休憩を取ります。必要に応じて軽く食べられるものをご用意ください。
  • コースには極度に厳しい山道などはありませんが、多少のアップダウンがあります。歩きやすい靴と服装でご参加ください。
  • 小雨決行いたします。荒天が予想される場合は中止または延期になる可能性があります。
    万一中止または延期の場合は、お申込みいただいている方に前日までにご連絡いたします。

初めて参加される方は、参加方法とご注意のページもご参照ください。

 

ガイド 新津竜一(サイガ)氏

幼少に土方歳三にあこがれ青年期は織田信長の歴史書・小説を乱読した結果、大人になって古戦場を歩きはじめる。
現在は「地形」や「街道」のありようから古戦場を歩く「古戦場ウォーカー」または「地形メグリスト」。 城郭の「縄張図」を描く外郭大好き人間。

小学館「歴史の道」に城郭写真提供、学研ムック本や雑誌「歴史発見」等でお城に関する記事を執筆する他、ハンドルネーム「サイガ」でネットに独自の「戦争論」「城郭論」を発信中。

ホームページ「サイガの古戦場踏査記録」

 

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