8月7日(火)19:00 講師:新津竜一(サイガ)氏

城跡・古戦場ウォーカー・サイガさんの、夏の特別講座・第2弾は、「水軍」をテーマに世界の築城と戦闘の歴史を考えます。

地球の地表面積の約70%を占める海には、陸の文化圏が「道」で繋がっていたの同様に「海路」による文化圏が形成されていました。そしてそれは、陸の文化圏を上回る規模となっていたと推測できます。

一方で陸では、河川により交通路が発展しており陸の交通路以上に活用されました。日本において戦国時代は軍事に、江戸時代は商業の為の物資輸送に活用され、関東で重視された忍城、岩槻城、川越城は全て河川運輸を行える城となっています。

また、水軍の戦いの歴史として有名な「白村江の戦い」「壇ノ浦合戦」「湊川の戦い」「第一次・二次木津川合戦」に共通して登場する「瀬戸内海」は、村上水軍など所謂「海賊」が活躍する領域でした。

時代や地域を越えて共通する「軍事力学」。そこに海や河川は大きな関わりを持っています。

今回の特別講座では日本の内陸と海の水城、外国の海城、古今東西の水軍の戦い、大砲の発展による要塞と艦船の戦いなどを取り上げながら、海・河川に築かれた城やそこを舞台にした戦闘を俯瞰します。

海や河川を利用した戦いや水運を、一時代、一地域の情報だけに留まることなく広く知ることで、「水軍」「海軍」の歴史を考えるヒントとしていただければと思います。

 

トップ画像:韓国・錦江の河口堰 白村江の戦いの戦場。百済救援の日本軍艦隊の作戦行動とは?
左画像:フォート・ポイント 米国サンフランシスコ。現在、橋の掛る幅1.5kmの海峡を征圧する要塞。 計算では2秒に1回、砲弾を撃ち出せる。1861年に竣工(ペリー来航は1853年)

画像提供:新津竜一(サイガ)氏

加徳城 韓国釜山の西、加徳島の海に突出した半島に築かれた倭城。 写真は2001年の撮影で埋立により現在この景観は失われる

小鵜飼船 山形県米沢~秋田県酒田の最上川舟運の物資輸送において長距離大型船の平田舟(艜船) に対して近距離支流輸送に使われる

旅順港 中国大連の港。「日露戦争」で当初バルチック艦隊が入港する予定だった。数回の閉塞作戦が行なわれる


 

8月7日(火)19:00~ 2時間程度

散歩かふぇ ちゃらぽこ 小上がりにて

参加費 : 1500円(ワンドリンク付き。追加のご注文も別途承ります)

ご予約は必要ありません。開始時刻に、直接「散歩かふぇ ちゃらぽこ」までおいでください。

第1弾(7月7日土曜日)はこちら!

 

講師 新津竜一(サイガ)氏

幼少に土方歳三にあこがれ青年期は織田信長の歴史書・小説を乱読した結果、大人になって古戦場を歩きはじめる。
現在は「地形」や「街道」のありようから古戦場を歩く「古戦場ウォーカー」または「地形メグリスト」。 城郭の「縄張図」を描く外郭大好き人間。

小学館「歴史の道」に城郭写真提供、学研ムック本や雑誌「歴史発見」等でお城に関する記事を執筆する他、ハンドルネーム「サイガ」でネットに独自の「戦争論」「城郭論」を発信中。

ホームページ「サイガの古戦場踏査記録」

「ちゃらぽこ業務日誌」への投稿

 

これまでの講座

<2015年>

「城跡講座 お城と古戦場の見方、歩き方」6回シリーズ
「太田道灌講座」

 <2016年>

「地形から見る歴史と古戦場『幕末維新戦争』何が戦闘の勝敗を決めたのか」12回シリーズ

<2017年>

「地形から見る歴史と古戦場『街道と築城』合戦の背景にあるもの」11回シリーズ

<2018年>

地形から見る歴史と古戦場「幕末維新戦争・近代日本への煽動」 11回シリーズ

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