ピンクと白のグラデーションが、雑草にしておくには惜しい可愛さ!

アカバナ科マツヨイグサ属の、初夏~夏の野草。

観賞用に北アメリカから渡来したものが野生化した帰化植物で、ゴールデンウィークを過ぎたころから道端のあちこちで見かけるようになります。

花の大きさは5cmそこそこあって大きめ。これがたくさん花をつけるので、道端をとっても華やかに彩ってくれます。外側のピンク(濃いピンクのものも)から中心にかけての白、さらに中心の黄色というグラデーションと、脈のようなピンクの筋模様が美しい!

さすが元・鑑賞用。道端の雑草というには惜しい可愛らしさですね。

まあ……野生化しちゃうしたたかさを持っているわけで。たいへんな適応力であちこちに根を生やしているわけなんですが、でもよく見かける場所は道路脇の街路樹の植え込みだとか空き地の端っこだとか、そんなにジャマになるような場所でなく「いてもいいかな」「むしろいた方がいいかな」と思われるのも生存戦略のひとつなんでしょうか!?

なお、このマツヨイグサ属の草は夜に咲くものが多いのですが、これは日中に咲くので「ヒルザキツキミソウ」。でも同じ仲間のアカバナユウゲショウなんかも昼間っから咲いています。

ヒルザキツキミソウ
分類アカバナ科 マツヨイグサ属
花の時期5~7月ごろ
分布と生息地全国 / 道端、空地、公園、庭
花の色・大きさピンク(中心は白) / 5cm程度
花の形・特徴・4枚の花びらが、カップ状につく
・外側がピンク、内側に向かって白、真ん中は黄色のグラデーション
・花びらに濃いピンク色のスジ模様が入る
・雌しべの先(柱頭)が十字になっている
茎や葉の特徴・高さは20~60cm程度
その他の特徴・夕方から夜に花開くものの多いマツヨイグサ属だが、昼間に咲く

ヒルザキツキミソウと似ている野草

特になし?